ペットを飼うという事は簡単に思えますが、実際に飼い始めるのならば、生き物の世話は責任の重い事なのだと認識しなければなりません。
文鳥を迎えるにあたって、しておきたい心構えと、整えておきたい環境とはどのようなものか?
下記にまとめてみましたので、参考にして下さい。
心構えが大切
家族の一員として文鳥を迎えると決めたら、最後まで責任を持って世話をしなければなりません。
また、飼い主さんが文鳥のことを正しく理解していないと、飼い主さんのことを怖がったり、攻撃したりすることもあります。
最低限の知識を頭に入れてから飼いましょう。
世話を怠らない
1日に1回は世話が必要です。文鳥は1日エサを食べないと死んでしまうこともあります。
忘れずにエサをあげるのはもちろん、水も替えてあげましょう。
文鳥はきれい好きです。ささっとでよいので、ケージの掃除を毎日の習慣にしましょう。
やさしく声をかけてあげる
文鳥はもともと、ペアになって暮らす鳥で、パートナーの鳴き声やしぐさによってコミュニケーションをとっています。
飼い主さんをパートナーと認めたら、飼い主さんの声の雰囲気から気持ちを読みとります。
やさしく話しかけてあげましょう。
文鳥は頭のよい鳥なので、邪魔者扱いをしたり、面倒くさがったり、見下したりすると、それを察して、飼い主さんのことを嫌いになってしまいます。
怒ったり叱ったりするのも避けましょう。
いったん家族として迎えたら、最後までかわいがる
文鳥の平均寿命は7~8年。最後まで付き合う覚悟を持ってから、飼い始めたいものです。
「飽きたから」「面倒になったから」などと、外に放したりするのは言語道断。
ペットとして育てられた文鳥は、外の世界で生きることはできません。
家族にも確認する
文鳥という新しい家族が増えるのはとてもうれしいことですが、一方で、世話が必要だったりと、行動や時間が制約されます。
同居の家族がいる場合は、文鳥を迎えることを事前に話しましょう。
文鳥の幸せのためにも、家族全員の了解を得ることが大切です。
文鳥を迎える環境を整える
文鳥はペンキやシンナーなどの化学物質に弱い鳥です。
家族の誰かがマニキュアを常に使っている、または、ペンキなどの有機溶剤を扱う仕事をしている場合などは、注意が必要です。
少しずつであっても毎日、文鳥が部屋の空気中に漂う化学物質を吸収することになります。
そうすると、具合が悪くなって命を落とすこともあります。
ほかに、ヘビースモーカーの人が家族にいる場合は、ベランダや庭などで吸ってもらうようにしたいものです。
ほかのペットがいる場合
ハムスターなどのネズミの仲間は夜中に活動することがあり、小鳥を襲う場合もあります。
また、猫は小鳥の天敵です。
違う部屋で飼うのならよいのですが、同じ部屋に飼わなければならない状況なら、注意が必要です。
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