かわいらしく手乗りする文鳥に憧れて飼い始めたのに、なかなか上手くいかない・・
『何故?』『どうしたらいい?』
そんな疑問をお持ちの方、これから文鳥を飼おうとしている初心者も必見の情報を紹介します!
手に乗らないことも
「文鳥といえば、手乗り」といわれるほど、手に乗ったり、手の中で甘えたりしてくれる鳥。
手に乗ってくれるのは、飼い主さんの大きな楽しみでもあります。
ですが、なかには手乗りになかなかなってくれない子もいます。
たとえば、さし餌で育てた手乗り文鳥を購入して家に連れてきたところ、まったく手に乗らず逃げてしまう……といったこともあるようです。
これは飼い主さんのことをまだ信頼できていないから。
飼い主さんが逃げる文鳥を追ってしまうことで、逆に、文鳥のほうも不信感を抱いてしまっていることもあります。
文鳥が信頼してくれるまで待つ
こんなときは、まず、ケージを開けたままにしておきましょう。
30分くらい様子を見て、自分から出てくるのを待ちます。
出てこなければ、ケージを閉めます。
出てきたら、とりあえず自由にしておいてあげ、手を出したりしないようにします。
飼い主さんは気にしつつも、本を読んだりテレビを見たりして静かに過ごしましょう。
しばらくケージの外で遊んだら、エサを食べるためにケージに戻るでしょう。そのとき、扉を閉めます。
これをしばらく繰り返しましょう。
ヒナのときにさし餌で育てられた文鳥なら、本当は人間が好きなはずです。
時間とともにだんだん慣れて、「この人に近づいても安心なんだ」「この人のことが好きかも」と思えてくるようになります。
飼い主さんへの信頼感が生まれてくるのです。
なお、ケージになかなか戻ってくれないときは、部屋を暗くして素早く捕まえ、ケージに戻しましょう。
カナリーシードで手に慣れさせる
カナリーシードは文鳥が好んで食べるので、それを利用するのも一案です。
飼い主さんに寄ってくるようになると、最初は頭の上に止まることが多いでしょう。
文鳥は本能的に「高いところは安全」と思うからです。
そうしたら、手のひらにカナリーシードをのせ、額のあたりまで手を近づけてみましょう。
手に驚いて飛んでしまうこともありますが、頭に乗ったままでカナリーシードを食べたりします。
何度か繰り返すと、今度は手に乗って、カナリーシードを食べるようになるでしょう。
そのうち、「手のひらは安全」とわかり、カナリーシードがなくても手に乗ってくれるようになります。
飼い主さんに絶大な信頼をするようになると、飼い主さんを見ただけでケージから出たいとせがみ、飼い主さんの手のひらに乗りたがるようになります。
2羽目ならよりスムーズ
すでに手乗り文鳥を飼っていて、2羽目の文鳥を迎えるなら、比較的スムーズに手乗りになってくれます。
これは、新しく迎えた文鳥が先に住んでいた文鳥の様子や行動を見て、飼い主さんとの付き合い方をまねるからです。
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