『夫婦喧嘩は犬も食わない』ということわざがあります。
夫婦喧嘩は放っておいてもすぐに仲直りするもの、他人は口出すものではないという意味です。
文鳥のカップルもケンカをすることがありますが、先ほどのことわざの通り、放っておくべきでしょうか?
文鳥がケガをする恐れもあるので、飼い主としてはやはりなんとかしてあげたいものですよね。
下記では、文鳥のカップルがケンカをする原因や、その対策法などを紹介していますので、参考にして下さいね。
けんかはときどき起こる
お見合いをして両思いになり、順調に繁殖もしたのに、その後仲が悪くなってしまうというペアはよくいます。
ケージの中でオスがメスをクチバシで攻撃したり、メスがオスを怖がってエサを食べなかったりといったこともあります。
そんな状態がしばらく続くこともあれば、仲よしに戻ることも。
けんかをしていたのに、放鳥時にオスかメスかのどちらか一方だけをケージから出すと、ケージに戻ったとき、「お帰り」のあいさつをうれしそうに交わすといった光景も見られます。
ケージを別々にしてみる
けんかが続く場合は、けがや栄養不足にならないようにするためにも、いったんケージを別々にし、ケージを隣同士に並べて置いてみましょう。
しばらく様子を見て、問題がなさそうなら再び一緒のケージに入れてみます。
環境に満足していない
けんかの原因はさまざまです。
たとえば、メスが怒っているなら、住まいに満足していないのかもしれません。
文鳥はもともと高い建物や屋根の裏などに巣を作る鳥で、高いところが好き。
ケージを高い位置に移動させると、メスが満足し、けんかがなくなることもよくあります。
ほかに、繁殖したいと思っているのに、巣がないことが不満なのかもしれません。
この場合は、飼い主さんがつぼ巣や巣箱を用意してあげましょう。
パートナーに不満がある
オスが怒る理由は、パートナーを嫌いになったなどが挙げられます。
たとえば、パートナーが病気で具合が悪いと、つらくあたるオスもいます。
また、自分自身の具合が悪くて、メスと仲よくする体力的な余裕がないといったときもあります。
放鳥時にほかのメスに目移りしてしまい、自分のパートナーに不満を持つといったことも起こります。
ケージを別の場所に移動
ケージを別々にする以外の方法として、ケージを別の場所に設置してみるという方法もあります。
見慣れない景色にオスもメスも不安になり、お互いの結びつきが強くなることもあります。それでけんかが落ち着くこともあるでしょう。
なお、歳をとってくると、ペアの関係が落ち着いてきます。
あまりけんかしなくなるペアが多いようです。
親子や兄弟のけんか
ところで、文鳥には親子や兄弟という概念がありません。
成鳥になると、親や兄弟であっても、異性なら恋愛対象として見るし、同性ならライバルと見なします。
同性同士はよくけんかをするし、異性でも恋愛対象にならないなら、攻撃をします。
親子や兄弟でも、同性なら生後2カ月くらいなったら、別居させましょう。
⇒文鳥の臭い対策!臭いの原因と消し方
⇒文鳥に必要な用品紹介