文鳥を飼っていれば、つれて外出しなければならない事も出てきます。
前もってキャリーに慣れさせておく事をお勧めします。
また、周囲に怯えさせない工夫や、気温に配慮した対応も必要となります。
ここでは、文鳥との外出の際の、役立つ情報を紹介します。
キャリーに慣らす
家の中だけで暮らす文鳥でも、健康診断を受けたり、けがをしたときや具合が悪いときは病院へ行きます。
外出のときのキャリーが必要です。キャリーはペットショップなどで1000~2000円程度で購入できます。
キャリーに慣れていないと、いざというとき文鳥がパニックになってしまうこともあるので、普段から慣れさせておくと安心です。
幼鳥から慣れさせるときはキャリーで毎日遊ばせます。
成鳥になってからの場合は、キャリーにエサと水を入れ、その中に文鳥を入れて、飼い主さんのそばで過ごさせます。
キャリーの中に入れるもの
実際に外出するとき、真夏以外で1時間程度の外出なら、キャリーの中にはエサだけを入れておけばよいでしょう。
1時間以上かかる場合は、水も入れます。床にはペットシーツを敷き、水で濡れても大丈夫なようにしておくと安心です。
キャリーに文鳥を入れたらフタをし、さらにバッグなどに入れて持ち運びます。
そのままだと、何かの表紙にフタが開き、文鳥が飛び出してしまうことも考えられます。
また、気温が低いときは、使い捨てカイロを活用して、気温が低くなりすぎないようにしましょう。
散歩で外出の練習
天気がよく暖かい日を選んで、外出の練習をしてみるのもいいでしょう。
場所は歩いて数分の公園などがおすすめです。
子どもたちがたくさんいるような場所より、人気が少ない静かなところが向いています。
慣れないうちは、バッグからキャリーを出さずにそのままにしておき、何度か練習して慣れたら、キャリーを出します。
くれぐれも、キャリーから文鳥を出すのはやめましょう。
車や電車で移動するとき
病院が歩いて行ける距離にあればよいのですが、車や電車などを使わなければならない場合も多いでしょう。
車なら比較的安全に移動できます。飼い主さん側のストレスも少ないでしょう。
言うまでもありませんが、車内で放鳥することは避けてください。
また、少しの時間であっても車から離れるときは、文鳥も一緒に連れて出ます。
電車やバスに乗るときは、キャリーをバッグにしまったままにし、ひざの上にのせるなどして移動します。
さらに布などをかぶせて暗くすると、文鳥も落ち着くでしょう。
なお、文鳥を連れて満員電車に乗るのは避けましょう。
また、鉄道会社にもよりますが、ペット料金がかかることもあるので、事前に確認しておくとよいでしょう。
帰省するときに連れて帰るなどで、飛行機に文鳥をのせる場合があるかもしれません。たいてい、ペットとして手荷物預かりで貨物室にのせられます。
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