動物病院はすべての動物を診てくれるわけではありません。
何かあってから探すのではなく、前もって病院のリサーチをしておくことをおススメします。
いざという時に慌てず対処できるよう、ここでは文鳥を病院に連れていく際の注意点などをまとめてみました。
鳥専門の病院がベター
犬や猫などの診察がメインの病院だと、鳥の診察はしてくれないこともあります。
できれば、鳥専門の病院を選ぶとよいでしょう。
ただ、鳥専門の病院は少ないのが現実。鳥専門ではなくても、診察項目に「小鳥」とあるなら、診てもらえます。
いざというときのために、近くの動物病院で診てもらえるか、確認しておくと安心です。
インターネットなどを利用して病院を探すのも有効です。
簡単な病気なら、近くの動物病院に「小鳥」の診察項目がなくても、診てもらえる場合もあります。一度、問い合わせてみましょう。
診察料金は初診で3000~5000円
診察料金は病院や診察内容、行う検査の内容によっても異なりますが、だいたい1回500円から2000円程度。
初診の場合は、諸費用などがプラスされて3000円から5000円程度のことが多いようです。
移動時の注意
一般的にはキャリーに文鳥を入れて連れていきます。
その際、キャリーの底にエサをまき、小さなエサ入れに水をほんの少し入れておきましょう。
移動中はできるだけ水がこぼれないように運びます。
また、こぼれたら、すぐに拭き、文鳥が水で濡れてしまわないように注意しましょう。
具合が悪く弱っている文鳥は体温が下がっているので、濡れるとさらに体温が下がり、危険です。
ケージのまま移動しても
普段使っているケージのまま連れていくことも可能です。
大きな風呂敷などで包んで持ち運びます。
獣医さんに日ごろの文鳥の生活の状況が伝わりやすいメリットがあります。
また、キャリーに慣れていない文鳥なら、ストレスが少ないのも利点。
ケージにフンがついていれば、検便もスムーズです。
ただし、ケージ自体大きいので持ち運びしにくいのが難点。
揺らしたりすると、文鳥も一緒に転がってしまうこともあります。注意しましょう。
待合室でのマナー
人間の病院と同様、動物病院でも周囲への気遣いを忘れずに。
待合室で文鳥をケージから出すようなことは避けます。
見慣れない場所に驚いて、パニックになってしまうこともあります。
また、ほかの鳥に病気を移してしまう可能性も。キャリーをバッグに入れたまま、静かに順番を待ちましょう。
連れて行くのは飼い主さん本人で
文鳥の症状だけでなく、エサや水のことなど、日ごろの文鳥の様子を一番よくわかっているのは飼い主さんです。
できれば飼い主さん本人が病院に連れていきましょう。
病院では、文鳥の年齢やエサのこと、いつから飼育しているか、ほかに飼っている鳥や動物はいるか、また、メスの場合は、産卵の経験やいつ産んだかなども聞かれるでしょう。
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