文鳥もてんかん発作を起こすことがあります。
とはいっても、「てんかん発作って一体何?」と、疑問に思う方も少なくないのではないでしょうか。
はじめてその発作を目にした方はさぞ驚くことと思います。
『てんかんって何?』『その時どうしたらいいの』『原因は何?』
など、さまざまな疑問が出てきませんか?
ここでは、文鳥のてんかんについてまとめてみましたので、慌てず対処できるよう、参考にしてもらえれば幸いです。
てんかんの原因は恐怖や不安
文鳥が恐怖や不安を感じると、てんかんの発作を起こすことがあります。
ヒーヒーと呼吸困難になったり、突然飛んでケージのあちこちにぶつかったりと、自分で自分がコントロールできなくなったような状態になります。
動けなくなって座り込んでしまうことも見られます。
発作が起こったら、そっとしておく
てんかんの発作が始まると、首を左右に振ります。
「大丈夫だよ」とやさしく声をかけたりなでてあげたりすると、落ち着く子もいます。
首を振ったあと、呼吸が荒くなり、床にころがったり、ギューギュー鳴いたり、または、ギャーと大きな声を出したりします。
文鳥をケージの外に出している場合は、けがなどさせないように保護して、ケージに戻しましょう。
発作は数分で自然と収まり、何ごともなかったかのようになります。それまでは、そっと見守りましょう。
ここで飼い主さんがびっくりして騒いだり、大きな声を出してしまうと、文鳥のほうも余計パニックになってしまいます。
また、発作中に水を飲ませたりするのも危険なので、やめましょう。
運動不足がきっかけで起こることも
突然、急激な運動をしたために発作が起こることもあります。
少しの時間でもよいので、1日1回は放鳥させ、運動不足にならないようにしましょう。
寒さから発作が起こることも
体が低温になっているときにもてんかん発作を起こすこともあります。
午前2~6時くらい、文鳥が寝ているときに突然てんかん発作が起こり、バタバタと暴れ出すことがあります。
これは、まわりの気温が下がっているからで、体温調節がうまくできないと、こうなります。
寒い時期はヒーターなどで保温して、就寝中の発作が起きないように対処しましょう。
てんかんを予防する
てんかんはある程度、予防することもできます。
よく運動不足させる、夜は早く寝かせる、青菜をあげてビタミン不足にならないようにするなど、努めましょう。
また、ストレスはてんかんの大きな原因になります。カラスやハトが見えるようなら窓辺にケージを置かない、猫やハムスターを同じ部屋で飼わない、知らない場所に連れていかないなど、注意しましょう。
何より、文鳥が飼い主さんとの信頼関係を持って、リラックスして暮らせることが大切です。
老化とともに、発作が多くなる
一度発作が起きると、繰り返すことも多いようです。
若いころはあまり見かけませんが、歳をとるとこの発作が現れるようで、とくに5~6歳以降になると見られるようになります。
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