文鳥もさまざまな病気にかかる事もあり、飼い主は心配事や不安がつきません。
そして大切な文鳥を、できるだけ病気から守ってあげたいと思いますよね。
ここでは文鳥の目と鼻の病気について、まとめてみました。
飼い主ができる、予防や対処法なども紹介していますので、参考にしてみて下さいね。
結膜炎
涙目になっていたり、目の周囲が腫れている、目がパッチリと開いていない、目を気にしているなどのときは、目に異常があることが考えられます。
目にホコリなどの異物が入ったり、細菌やウイルス、トリコモナスなどに感染して起こることもあります。
治療は、飲み薬や点眼薬などで行います。
予防・対処法
ケージなどの環境をいつも清潔にしておくこと。
目を傷つけてしまうようなものが文鳥のまわりにないかもチェックします。
栄養面や温度、湿度にも留意し、体力が維持できるようにしてあげましょう。
瞬膜炎
「瞬膜」は目頭にある膜のことで、瞬膜が赤くなったり、眼球のところに出たままになると、瞬膜炎が疑われます。
目に傷ができたときや、皮膚真菌症によって引き起こされる場合もあります。
脚が悪いために床で生活している文鳥や、病気などの理由で水浴びをあまりしない文鳥がかかりやすいようです。
病院で治療しましょう。
予防・対処法
ケージやその周辺を清潔にして細菌の増殖を防ぐとともに、青菜などをしっかり食べさせて、目の粘膜を強くするビタミンAを補給しましょう。
白内障
目の水晶体が濁る病気で、歳をとるとともに発生するリスクが高くなります。
また、肝臓が悪い場合にも、発生しやすくなります。
症状としては、まず小さな白い点が水晶体にできます。それが次第に大きくなっていき、見にくくなります。
片目が白内障になると、そのうちもう一方の目も白内障にかかることが多いようです。
白内障にかかると、徐々に視力が奪われてしまいます。
治療は点眼薬で行い、症状がひどくなるのをある程度抑えることができますが、完治させることはできません。
予防・対処法
視力が低下しても安心して過ごせるよう、ケージなどを工夫したいものです。
ビタミンCの補給が予防につながります。みかんをあげたり、サプリメントなどで補うのもよいでしょう。
鼻炎
くしゃみが出たり、鼻が詰まってズーズーといった音を出すようなら、鼻炎の可能性もあります。
原因として、エサの栄養バランスが悪かったり、免疫力が落ちていたり、飼育環境が悪いなどが挙げられます。
予防・対処法
栄養バランスのとれたエサを食べさせるとともに、青菜などを与え、ビタミンAが不足しないように気をつけましょう。
蓄膿症(ちくのうしょう)
「副鼻腔炎」とも呼ばれる病気で、のどのあたりからプチプチという音が聞こえたり、口から粘りのある膿(うみ)が出てきたりします。
風邪などが原因で起こるようです。
治療は抗生物質や点鼻薬で行い、口の中に出てくる膿を綿棒などでとり除きます。
⇒文鳥の臭い対策!臭いの原因と消し方
⇒文鳥に必要な用品紹介